空気をつくる人
The sound of Ambience
Vol.2
竹内優介 / スタイリスト
最近長年在籍した事務所から独立し、各方面から熱い注目を集める若手インテリアスタイリストの竹内優介さん。ヴィンテージマンションの一室を竹内さんがセルフリノベーションしたスタリッシュかつ居心地のいい部屋に、「Beosound Level」はしっくりとマッチ。新たな生活に、音楽は常に寄り添っています。
セルフリノベーションした美しく居心地のいい空間を常にブラッシュアップ
2018年に、以前は建築事務所が入っていたという築約50年のヴィンテージマンションの一室に引っ越してきた竹内さん。当初は人が住むための空間ではなかったというこの部屋を快適に暮らせる部屋へと変身させるべく、竹内さんは大家さんと交渉。床のカーペットを剥がし、リビングエリアとベッドエリアを緩やかに分けるべく、小上がりも自分で作りました。キッチンや収納棚など、ごちゃごちゃして見える部分はカーテンで隠すことで、すっきり美しい空間に。このカーテンも以前は白かったものを淡いピンクに染め直したそうで、常にブラッシュアップを重ねているといいます。
インテリアスタイリストの本領を発揮した小物使いも見事な竹内さんの仕事場兼自宅に欠かせないのが音楽の存在。デスクワークの最中も、また休日にのんびり過ごす時にも、常に音楽は共にあるそうです。
大勢で働く事務所を離れ、自宅を仕事場に。リスニングスタイルも自由に
「以前は事務所で仕事をしていたため、仕事の環境は大きく変わりました。撮影現場などに出向いてスタイリングをする日とそうでない日があるので不規則ではありますが、だいたい午前中は打ち合わせやお店の下見に出かけることが多く、デスクワークは日中夕方以降が多いかな。まだ家でどう過ごしたらいいのかわからないところもあるんです」と話す竹内さん。これまでは事務所のPCやイヤホンで音楽を聴くことが多かったそうですが、独立してからはスピーカーで良質なサウンドを鳴らしています。
良い音と香り、柔らかなあかりの三位一体でリラックス空間を演出
「外界の影響を遮断したい時に音楽があると、そこに自分だけの空間を感じられますよね」と話す竹内さん。プライベートな時間にはお気に入りのソファにゆったりと身を沈めて本を読みながら音に浸っています。そんな時に彼が欠かさないものが“香り”。「ウッディ系の香りが好きなので、アロマキャンドルやパロサント(中南米原産の香木)などで仄かに漂う香りを楽しんでいます」と教えてくれました。また、部屋のあちこちに置いてある小ぶりのテーブルライトも、リラックス感を演出するのに功を奏しているそう。あかりが柔らかくなるだけで、ぐっと部屋がくつろいだ雰囲気になります。
“素材がオークだから、僕の手がけるインテリアにもぴったり。立てても寝かせても使えるのがいいですね”
竹内優介
ゆったりと聴けるチル系のものやジャズ、アンビエントなどからポップやヒップホップまで、気分によってさまざまな音楽をかけているという竹内さん。デスクワーク中も音楽があると集中度が高まるといい、「仕事中は歌詞にとらわれないものがいいので、必然的に洋楽やインストゥルメンタルが中心になります」と教えてくれました。音楽は基本的にサブスクリプションサービスを活用して聴いているため、WiFi接続で部屋中のあらゆる場所に動かしながら最高の音が満喫できる「Beosound Level」は最高の相棒だといい、「今後はプロジェクターと繋げてホームシアターも楽しんでみたいですね」と話します。
竹内さんは、「僕の仕事は固定観念に縛られず、ものとものとを組み合わせること。それによって家具や空間の新しい見え方が表現できたらいいなと思っています。このスピーカーは電子機器のイメージが全くなく、素材がオークなので、僕の手がけるインテリア空間にも合わせやすい。スタイリングの仕事の時にも使っているんですよ」とも。北欧の木工家具のような控えめな佇まいながら、驚くほどパワフルなサウンドを響かせる「Beosound Level」は、今後も竹内さんの暮らしに寄り添っていくに違いありません。
竹内優介
1993年東京都生まれ。建築を学ぶ大学生の頃からインテリアスタイリストの黒田美津子氏に師事、卒業後は黒田氏の主宰する株式会社Laboratoryyで活躍。2023年に独立、現在は雑誌や広告のヴィジュアル制作、展示会やポップアップイベントでのスタイリング、店舗のVMDなど、インテリアや空間作りに関わる現場で幅広く活動している。
Photos: MAKOTO NAKAGAWA(CUBISM) Realization: KUMIKO SATO Text: SHIYO YAMASHITA
竹内優介さんのプレイリスト
竹内さんが、スローにゆったり目覚めたい朝のための5曲、日中、少しテンポを上げて仕事したいときのための5曲、そのまま寝落ちしてしまいたい夜に聞く5曲をそれぞれセレクト。 どんな空間にも溶け込む「Beosound Level」ならではのプレイリスト、ぜひお気に入りの空間で楽しんでみては。
PLAYLIST 朝:寝起きはスローにゆったり目覚めたい(休日) Sunni Colon / Morning Dew Kowloon / Walk With Me Inc. No World / The Wheel MICHELLE / STUCK ON U HOME SHAKE / just like my
日中:少しテンポ上げて軽快に YOUR SONG IS GOOD / Motion Your Smith / The Spot The Cardigans / Carnival New Jeans / Ditto J Lloyd / Feel In Good
夜:メロウで艶っぽさ、寝落ちしたいような OOHYO / PIZZA Shingo Suzuki / Flower Dance feat. Ruri Matsumura 53 Thieves / dreamin 92914 / Room for milk Dreamer Boy / Lavender
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