Beogram 4000c
傑作の復活。
蓄音機、ターンテーブル、レコードプレーヤー。呼び名は違えても、これらすべては何十年経ってもたゆまずインスピレーションを与える、オーディオ機器の名手です。
独自ラジオ装置、パワフルなスピーカー、ピックアップ装置を備えた電気蓄音機、そのすべてをひとつのシステムに統合した最初のターンテーブルが、人々が家庭で録音された音楽を新しいメディアで楽しむことを試み始めた時代、1929年に発表されました。その後、この新しい機器は家庭での楽しみを象徴するものとなり、リビングルームに欠かせない要素となりました。
蓄音機の発明により、初めて音楽や音声を家庭で録音し、何度も再生できるようになりました。Bang & Olufsenのサウンドシステムに統合された数年後、さらに多くの蓄音機が発売されました。技術の発展に伴い、片面に3~4分の音楽が収録できるようになり、その目覚ましい進化は音楽業界の新たな歩みとなりました。
後により長く、より優れた音質で録音を保存できるLPの登場により、片面に複数のトラックを収録できるようになりました。Bang & Olufsenのエンジニアチームは、まず最初にレコードの溝に刻まれた音声の波形を2つの電気信号に変換するステレオピックアップ装置、そして次にベルトドライブ方式を発表しました。これらの新発明により、より軽量で洗練されたターンテーブルの作成が可能になりました。
こうした数々のイノベーションの結晶が、Ib Fabiansesがデザインし1950年代に発表されたBeogram 1000です。Beogram 1000は、今でもBang & Olufsenのレコード用オーディオ機器の中で最も人気があり、ベストセラーとなっているターンテーブルの1台です。
2020年11月17日、Bang & Olufsenの95周年を祝し、Beogram 4000c Recreated Classic Editionが限定シリーズとして発売されました。このスペシャルエディションは、オリジナルモデルの時代を超えて愛用できる長期耐久性、ユーザー重視のデザイン、そして卓越した性能へのオマージュを体現するものとなっています。
私たちは50年前の製品に新たに命を吹き込み、現代の技術やニーズとシームレスに融合する、新たなレコードプレーヤーとして復活させました。そしてこの取り組みをきっかけに、クラシック製品の修復と修理に対する関心が、特にBang & Olufsenの製品を愛用くださっている方々の間で高まってきています。
1980年代、お手持ちの愛用オーディオ機器と新しい製品を1つのサウンドシステムにリンクまたは組み合わせられる革新的なコンセプト、Beolinkシステムが開発されました。それ以来、大切にしてきたBang & Olufsen製品を処分するのではなく、アップデートして修理することへの関心が高まりました。
今では、多くの愛好家の方々がまだ手元にある60〜70年代またはそれ以降の製品に再び目を向けています。Bang & Olufsenの販売店でも、通常業務の傍らに修理済みの中古製品を保証付きで販売したり、古いレコードプレーヤーや、大切なその他の製品の修理を承ったりしています。 時の試練にも耐える高品質の部品、製品構造、そして素材は、私たちの製品が受け継ぐ伝統です。修理やアップデートが可能な製品範囲の詳細は、各B&O店舗までお問い合わせください。
環境への配慮は、ずっと以前からBang & Olufsenを形作るDNAに根付いていました。製品による環境への影響を軽減するため、リサイクル可能なアルミニウムやその他の材料を積極的に使用しています。
そしてこれは、Bang & Olufsenの新製品開発アプローチの基となっています。Cradle to Cradle認証の実施は、最も新しい取り組みのひとつです。こうしたよりサステナブルな設計へのコミットメントを通じて、交換・カスタマイズ・アップグレードが可能な製品設計を電子製品にも採用し、廃棄物を減らす方法を模索しています。
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